禁煙はとても簡単だったからオススメの方法を伝えたい

禁煙して早1年が経った。

今回の禁煙が人生3回目である。

 

喫煙人生を振り返ると20歳のころから26歳くらいまで。6年間くらいはタバコを吸っていたがついにやめることに成功。

 

今でも毎週末夜な夜な街に繰り出し副流煙を吸っているが、その場でタバコを吸いたいという気持ちはなくなったように思う。

まれにタバコを吸う夢を見て夢の中で多幸感を味わうことはあるが・・・。

 

1回目、2回目の禁煙は非常に辛かった。

タバコが吸いたすぎて、吸わないのにも関わらず喫煙室で瞑想したり、落ちているシケモクをみてまだ吸えるんじゃねーか、みたいな感じになっていた。

気が狂っているが、禁煙したことがある人はあるある体験だと思う。

 

 

とにかく身体的にも精神的にも身体がタバコを求めていて「やめないといけない」と思っていたが、何かのトリガーがきっかけになり、例えばアルコールが入ったとき、仕事でイライラしたタイミングでコンビニに入り「メビウス オプション 5mm」を購入してしまっていた。

 

 

1箱吸いきってしまうと、もうおしまいである。

ニコチン沼に引きずりこまれて2日1回、もしくは1日1回、コンビニで500円から1,000円使うことになってしまう。

同じような経験をしている人は多いだろう。

 

 

 今回は1回目と2回目の禁煙方法を伝え、それを反面教師にしていただき、今回成功した3回目で禁煙を実践して頂ければと思う。

 

ただ、禁煙をする大前提として「やめたい」という強い意志が必要だ。

どちらかといえばやめたい」や「タイミングがあえばやめたい」などぬるい考えでは絶対にやめることができない。急にタバコが吸いたくなる日など来ない。

 

 

1回目の禁煙方法(失敗編)

実践内容:気合いで乗り切る

禁煙期間:2週間と3日(17日間)

 

気合いで17日間もタバコやめれるの、すごくない?

 

この禁煙方法が一番苦しかった。

「タバコが吸いたい」という欲求に対して、がむしゃらに耐える。ただそれだけ。

吸ってしまった理由は、もらいタバコがきっかけ。まじで美味かったんだ。この時はマジでやめる必要ないと思った。

 

半年くらい我慢できてたら禁煙できていたのかもしれないが、この方法ではいずれ吸ってしまう。

その答えも合わせて3回目の禁煙方法のときに紹介する。

 

2回目の禁煙方法(失敗編)

実践内容:ニコチンガム+気合い

禁煙期間:3か月

 

ニコチンガムの肯定派・否定派はいると思うが、僕は肯定派。

最初は慣れないが、タバコを吸いたいという欲求を明らかに抑えてくれる。この時は禁煙ガムでやめられるだろうと思っていた。

 

しかしながら、タバコを吸ったときの快感っていうのは思い出とか、出来事と強く紐づいていて、自分の記憶に刻み付けられる。

 

僕の場合だと、少し肌寒くなってきて冬のはじまりを感じた時、強烈に吸いたくなったりする。2回目の失敗したときは、この時だった。

 

他にも春の訪れを感じるような、なんともエモい気分に浸った時や、綺麗なサンセットを見たとき、冬のコンビニなど。

 

これはニコチンを身体が欲しているわけではなく、タバコが自分の感情にこびりついているため起きる現象だ。1年やめただけではどうしても拭いきれない。

 

ニコチンガムと気合いだけでの禁煙方法では、この出来事に対処することができず、どうしても我慢が効かなくなり吸ってしまった。

 

吸ってしまった時はさすがに罪悪感は強く、その時は美味しいと感じなかったが、多幸感に満ち溢れていたのを鮮明に覚えている。

 

3回目の禁煙方法(成功編)

実践内容:禁煙セラピー(洗脳)+ニコチンガム+気合い

禁煙期間:継続中(1年~)

 

アレン・カー著の「禁煙セラピー」を読もう。

 この本で、「タバコを吸わないといけない」という洗脳を消すことができる。

更に言うとこの禁煙セラピーで「吸わなくても良い」ということを新たに洗脳させるイメージだ。

 

喫煙することは全く意味がなく、ニコチンという物質は2~3日経てば身体から抜け、離脱症状も大したことはないということを理解させてくれる。

 

失敗した2回目の禁煙方法の際は、精神的欲求に対しての理解が全くできていなかった為、禁煙に失敗した。

 

まず、理解すべきは自分が何故タバコを吸っているかであった。

 

本を読んだあと、実はニコチンガムすら噛みたくなかったのだが、頭では理解していても、どうしてもタバコが吸いたくなる。普段のルーティンがあるからだ。

吸いたくなった時は我慢せずニコチンガムを噛み、ニコチン欲なのか精神的欲求なのかわからないがタバコ欲を解消していた。

 

ルーティンで吸いたくなるときは、ガムで何とかなるのだが、前述したように、タバコと思い出や出来事に結び付いているときは、ガムを噛んでも決して満足できぬ。

 

それはガムを噛む前から感じていて、火のタバコ以外満足できないであろうと直感的に感じるはずだ。

 

そういう時はひたすら耐えて、

「タバコがあればより多幸感に浸れるという幻想は嘘である」

ことを頭と身体で理解しないといけない。

 

 

この精神的依存さえ克服できれば禁煙は簡単なのだ。

逆に言えば、ニコチン依存はニコチンガムで解消できるし、ある程度の精神依存は名著「禁煙セラピー」によって苦ではなくなる。

 

あとは気合いが必要になるが、1回目や2回目で実践した方法よりも全然苦しくはない。それはタバコが「精神的依存である」ということをロジック立てて頭で理解しているからだ。

 

仕組みを理解すれば禁煙はとても簡単だった

なぜあんなに臭く、美味しくもない煙を吸いたくなるのか。

その理由さえ明確になれば簡単にやめれたのだった。

 

しかし、一番難しいのは「タバコをやめたい」という強い意志をもつことだと思う。

正直、本当に強い意志があればやめられるのではないだろうか。

ただ、タバコ如きで本当に強い意志を持つことができないのが人間の性なんだろうね。

 

 よくタバコは「百害あって一利なし」と言われるが、一利以上は間違いなくあると思っている。だが、害のほうがあるに違いないし、何よりお金を使わなくて済む。

 

これからますますタバコを吸う場所が少なくなり肩身が狭くなっていく日本で、禁煙にチャレンジしてみてはいかがだろうか。